オートアテンダント(DID/DISA)の利用例
DID / DISA の外線に電話がかかってきたとき、音声案内を流して、対応することができます。これにより、内線番号
案内などを流すことができます。
詳しくは『社外から本システムに電話をかける』を参照してください。

  • 内線番号案内を流す
    電話をかけてきた相手に、内線番号案内を流します。
    相手が内線番号を知らなくても、目的の部署にかけてもらえるので、電話受付台が必要なくなります。

    オートアテンダント(DID/DISA)の利用例のイメージ「内線番号案内を流す」
  • 段階を分けて音声案内を流す
    電話をかけてきた相手に流す音声案内を、段階分けすることができます。
    例えば担当部署が細かく分かれている場合、次のように音声案内を分けることができます。

    オートアテンダント(DID/DISA)の利用例のイメージ「段階を分けて音声案内を流す」

社外から本システムに電話をかける

社外から各内線に、直接電話をかけてもらうことができます。
内線番号には、仮想内線番号や内線代表番号も含まれます。
この機能は、プッシュホンタイプの電話機(トーン信号を送出できる電話機)で利用できます。

オートアテンダント(DID)の場合

<オートアテンダント(DID)>
社外から本システムに電話をかけるときに、直接内線番号を指定してかけてもらうことができます。受付を介さず、直接担当者に電話をかけることができる着信方式です。

オートアテンダント(DID)の場合
  1. 社外から本システムに電話をかける
  2. 本システムに電話がつながるとオートアテンダントメッセージが聞こえる
    オートアテンダントメッセージは最大2 分まで自由に録音できます。
  3. メッセージに従い、電話をかけたい相手の内線番号を押す
  4. 内線につながる
こんなときは
次のようなときは、通常の呼び出しに切り替えたい
工事段階の設定が必要です。詳しくは、販売店にご相談ください。

  • 内線の相手が電話に出ない
  • 内線の相手が通話中
  • 内線番号を間違えた
  • 内線番号を押さなかった

オートアテンダント(DISA)の場合

<オートアテンダント(DISA)> 工事
利用者を限定するために、ユーザーID を設定します。
ID 番号を入力することによって、本システムが利用者を識別します。また、本システムを介して、専用線(公専接続)や公衆回線(公公接続)にかけるときにも使用します。

オートアテンダント(DISA)の場合
注意
ユーザーID を利用するには、工事段階の設定が必要です。詳しくは、販売店にご相談ください。
  1. 社外から本システムに電話をかける
  2. 本システムに電話がつながると“ピロピロピロ…”という音が聞こえる
  3. ユーザーID を入力する
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
    オートアテンダントメッセージは最大2 分まで自由に録音できます。
  5. メッセージに従い、電話をかけたい相手の内線番号を押す
  6. 内線につながる
こんなときは
ユーザーID の入力を間違えたとき
ユーザーID の入力を3 回続けて間違えると、電話が自動的に切れます。このときは、もう一度かけ直してください。
内線番号のほかに使える番号
次の番号を使えます。

  • 本システムを介して外線にかけるための特番
  • 本システムを介して専用線にかけるための特番
  • 共通短縮ダイヤル発信の特番
  • 内線グループ呼出や構内放送の特番
  • 自分の電話機などに着信転送を設定/解除するための特番
  • 通話割り込みの特番

オートアテンダント(DID / DISA)着信の受けかた

  1. 外線から着信中
    着信中の電話機の外線ボタンが緑点滅します。
  2. 受話器を上げる
  3. 緑点滅している外線ボタンを押す
  4. 相手と通話する
こんなときは
一般電話機で受けたい
次の操作で受けることができます。
オートアテンダント(DID/DISA)着信中 → 受話器を上げる → 通話

外出先から着信転送を設定する

設定のしかた

この操作は、オートアテンダント(DISA)でのみ行うことができます。

  1. 外出先の電話機や携帯電話などから、本システムに電話をかける
    オートアテンダント(DISA)が設定された回線の電話番号にかけます。
  2. 本システムにつながると“ピロピロピロ…”という音(セカンドダイヤルトーン)が聞こえる
  3. ユーザーID を押す
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
  5. 9 0 1 を押す
    901 は、着信転送の設定と解除の特番(初期値)です。
  6. 転送元の内線番号を押す
  7. 1 を押す
  8. 転送先の内線番号を押す
  9. “ピッ”という確認音が聞こえる
  10. 電話を切る

これで、外線から着信転送の設定ができました。

こんなときは
DISA で設定できる転送
次の転送を設定することができます。設定または解除の特番については、『電話に出られないとき』を参照してください。

  • 着信転送
  • 不在着信転送
  • 不応答転送
  • 話中転送

解除のしかた

この操作は、オートアテンダント(DISA)でのみ行うことができます。

  1. 外出先の電話機や携帯電話などから、本システムに電話をかける
    オートアテンダント(DISA)が設定された回線の電話番号にかけます。
  2. 本システムにつながると“ピロピロピロ…”という音(セカンドダイヤルトーン)が聞こえる
  3. ユーザーID を押す
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
  5. 9 0 1 を押す
    901 は、着信転送の設定と解除の特番(初期値)です。
  6. 転送元の内線番号を押す
  7. 0 を押す
  8. “ピッ”という確認音が聞こえる
  9. 電話を切る

これで、外線から着信転送の解除ができました。

オートアテンダントメッセージの録音・再生・消去

<VRS メッセージ編集>
電話をかけてきた相手に流す音声案内を録音・再生・消去します。
この操作は、内線からでも外線からでも利用できます。ただし、外線から利用する場合は、パスワードが必要です。

録音のしかた

内線から録音するとき

  1. 受話器を上げる
  2. * 2 0 を押す
    *20 は、VRS メッセージ編集の特番(初期値)です。
  3. 7 を押す
    7 は、録音の番号です。
  4. VRS メッセージ番号(001~100)を押す
  5. 音声案内を受話器で録音する
  6. 受話器を戻す

これで、オートアテンダントメッセージが録音できました。

注意
受話器を戻すときは、静かに戻してください。乱暴に戻すと、音声案内の最後に「ガチャン」という音が入ってしまいます。

外線から録音するとき

  1. 外出先の電話機や携帯電話などから、本システムに電話をかける
    オートアテンダント(DISA)が設定された回線の電話番号にかけます。
  2. 本システムにつながると“ピロピロピロ…”という音(セカンドダイヤルトーン)が聞こえる
  3. ユーザーID を押す
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
  5. * 2 0 を押す
    *20 は、VRS メッセージ編集の特番(初期値)です。
  6. 工事段階で設定されたVRS メッセージパスワードを押す
  7. 7 を押す
    7 は、録音の番号です。
  8. VRS メッセージ番号(001~100)を押す
  9. 音声案内を受話器で録音する
  10. 電話を切る

これで、外線からオートアテンダント(VRS)メッセージが録音できました。

注意
録音は、なるべく雑音のない静かなところで行ってください。音声案内の中に雑音が入り、誤動作の原因となることがあります。

再生のしかた

内線で再生して聞くとき

  1. 受話器を上げる
  2. * 2 0 を押す
    *20 は、VRS メッセージ編集の特番(初期値)です。
  3. 5 を押す
    5 は、聴取の番号です。
  4. VRS メッセージ番号(001~100)を押す
  5. 音声案内が再生される
  6. 受話器を戻す

これで、オートアテンダント(VRS)メッセージが再生できました。

外線から再生して聞くとき

  1. 外出先の電話機や携帯電話などから、本システムに電話をかける
    オートアテンダント(DISA)が設定された回線の電話番号にかけます。
  2. 本システムにつながると“ピロピロピロ…”という音(セカンドダイヤルトーン)が聞こえる
  3. ユーザーID を押す
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
  5. * 2 0 を押す
    *20 は、VRS メッセージ編集の特番(初期値)です。
  6. 工事段階で設定されたVRS メッセージパスワードを押す
  7. 5 を押す
    5 は、聴取の番号です。
  8. VRS メッセージ番号(001~100)を押す
  9. 音声案内が再生される
  10. 電話を切る

これで、外線からオートアテンダント(VRS)メッセージが再生できました。

消去のしかた

  1. 受話器を上げる
  2. * 2 0 を押す
    *20 は、VRS メッセージ編集の特番(初期値)です。
  3. 3 を押す
    3 は、消去の番号です。
  4. VRS メッセージ番号(001~100)を押す
  5. 受話器を戻す

これで、オートアテンダント(VRS)メッセージが消去できました。

注意
外線から消去することはできません。

外出先から内線への各種設定を行う

<リモート設定> 工事
社外から、任意の内線に対する各種設定をすることができます。自分の内線番号あてにかかってきた電話の転送
や、運用モードの切り替えなども行えます。
この操作は、オートアテンダント(DISA)でのみ行うことができます。

注意
ユーザーID を利用するには、工事段階の設定が必要です。詳しくは、販売店にご相談ください。

  • リモート設定中は、被設定電話機は使用できません。(多機能電話機の場合、ディスプレイに「リモートアクセス中」と表示されます。)
  • 被設定電話機が鳴動中や使用中の場合、内線番号をダイヤルした時点で終話となり、設定できません。
  1. 社外から本システムに電話をかける
  2. 本システムに電話がつながると“ピロピロピロ…”という音が聞こえる
  3. ユーザーID を入力する
  4. ユーザーID が一致すると、オートアテンダントメッセージが聞こえる
    オートアテンダントメッセージは最大2 分まで自由に録音できます。
  5. 8 0 0 を押す
    800 は、リモート設定の特番(初期値)です。
  6. “内線番号をどうぞ”と聞こえる
  7. 設定をしたい内線番号を押す
  8. “サービスコードをどうぞ”と聞こえる
  9. 各種設定を行う
  10. 設定が完了すると、“設定しました”と聞こえる
こんなときは
ユーザーID の入力を間違えたとき
ユーザーID の入力を3 回続けて間違えると、電話が自動的に切れます。このときは、もう一度かけ直してください。
リモート設定で行える設定
次の設定が行えます。

  • 自グループの運用モードの切り替え
  • 外線ごとの自動転送の設定・解除・転送先の登録
  • VRS メッセージの録音・再生・消去
  • VRS 同報メッセージの録音・消去
  • 着信転送、話中転送、不応答転送、話中・不応答転送、不在着信転送、フォローミー、着信拒否の設定・解除