多機能電話機のファンクションボタンに、いろいろな機能を割り付けると、このボタンを押すだけで利用できるようになります。
ファンクションボタンへの機能割り付けは、工事段階で設定するものと、特番を使って行えるものがあります。
また、アピアランス機能レベルのファンクションボタン設定は、ボタン設定のほかにも工事段階の設定が必要な場合があります。ここでは、特番を使って割り付けられるボタンだけを説明しています。

一般機能レベルのファンクションボタンを設定する

例:05(ヘッドセットボタンの機能番号)を押した場合
ここでは例として、多機能電話機のファンクションボタンに、ヘッドセットボタンを割り付けます。

  1. スピーカ を押す。
  2. 9 1 7 を押す。
     9 1 7 は、機能ボタン設定(一般機能レベル)の特番(初期値)です。
  3. 割り付けたい(ファンクションボタン)を押す
  4. 0 5 を押す。
     0 5 は、ヘッドセットボタンの機能番号です。
  5. スピーカ を押す。

これで、ファンクションボタンにヘッドセットの割り付けができました。
「ファンクションボタンの機能番号一覧」についてはこちら

アピアランス機能レベルのファンクションボタンを設定する

こんなときは
アピアランス機能レベルのファンクションボタン設定は、システム管理者用として設定された電話機のみ行えます。
すでにアピアランス機能レベルのファンクションボタンが設定してある場合は、設定内容をいったん解除してから、改めてほかの機能を設定してください。
詳しくは『 解除のしかた』を参照してください。

ここでは例として、多機能電話機のファンクションボタンに、仮想内線ボタンを割り付けます。

  1. スピーカ を押す。
  2. 9 3 8 を押す。
     9 3 8 は、機能ボタン設定(アピアランス機能レベル)の特番(初期値)です。
  3. 割り付けたい(ファンクションボタン)を押す。
  4. 0 3 を押す。
      0 3 は、仮想内線ボタンの機能番号です。
  5. 割り付けたい内線番号(仮想内線番号)を押す。
  6. 保留 を押す。
  7. 着信音を鳴らしたい時間帯の番号を押す。
    時間帯は、1~8 の中から選ぶことができます。
  8. 保留 を押す。
  9. 着信音を遅らせて鳴らしたい時間帯の番号を押す。
    時間帯は、1~8 の中から選ぶことができます。

    こんなときは
    「鳴動 設定」と「遅延鳴動 設定」の時間帯を、同じ時間帯に設定することはできません。
  10. 保留 を押す。
  11. スピーカ を押す。

これで、仮想内線ボタンの割り付けができました。

こんなときは
複数の仮想内線ボタンを割り付けたい
手順3~手順10 をくり返します。

確認のしかた

  1. Help を押す。
  2. (ファンクションボタン)を押す。
    押したファンクションボタンの登録内容が表示されます。
  3. 待ち受け画面に戻るときは Exit を押す。

解除のしかた

  1. スピーカ を押す。
  2. 9 1 7 または 9 3 8 を押す。
    9 1 7 は、機能ボタン設定(一般機能レベル)の特番(初期値)です。
    9 3 8 は、機能ボタン設定(アピアランス機能レベル)の特番(初期値)です。
  3. 解除したい(ファンクションボタン)を押す。
    押したファンクションボタンの登録内容が表示されます。
  4. 0 0 0 を押す。
     0 0 0 は、ファンクションボタンの解除番号です。
  5. スピーカ を押す。

これで、ファンクションボタンを解除できました。

こんなときは
BCA-ZD 収容状態では、#08:Bluetooth Connect ボタンおよび#09:Bluetooth Path ボタンの登録解除はできません。

ファンクションボタンの機能番号一覧

※1 欄は、カールコードレス電話機(子機)のファンクションボタンでも割付できる機能に「○」を記載しています。
※2 欄は、マルチラインデジタルコードレス電話機(PHS)のファンクションボタンでも割付できる機能に「○」を記載しています。
また、割付できない機能には「×」を記載しています。

こんなときは
  • 機能番号が “*” で始まる機能は、アピアランス機能レベルの操作で割り付けてください。
  • 機能ボタンを登録直後にシステムの電源を切る場合、登録した機能ボタンの内容がシステムに書き込まれたことを
    確認してください。
ボタン名機能番号※1※2
ワンタッチ01 +相手番号(最大24 桁)
DSS(内線呼出、状態表示)01 +内線番号
マイク02××
着信拒否03
BGM < ON/OFF >04××
ヘッドセット05××
転送06
会議07
着信履歴08××
運用モード切替09 +運用モード番号1~8、トグル切替0
着信転送10
話中転送11
不応答転送12
話中・不応答転送13
不在着信転送14
フォローミー15
テキストメッセージ18××
グループ放送19 +放送グループ番号1~8
放送20
内線グループ呼出21 +内線ページンググループ番号1~64(8)
内線一斉呼出22
内線グループ呼出応答23××
代理応答24
他グループ代理応答25
グループ指定代理応答26 +代理応答グループ番号1~64(8)
共通・個別短縮27
共通短縮ワンタッチ27 +共通短縮番号○ ○
個別短縮ワンタッチ27 +個別短縮番号○ ○
グループ短縮28 ○ ○
グループ短縮ワンタッチ28 +グループ短縮番号
リピートダイヤル29××
セーブドナンバーリダイヤル30
メモダイヤル31××
口頭会議招集32
話中呼出33
通話割り込み34+内線番号または*
予約(外線・内線共用)35
ステップコール36
バイパスコール37
伝言38×
ルームモニタ39×
送話カット40
ブザー41 +内線番号××
幹部着信代理応答42 +内線番号××
折り返し転送43
共通保留44
個別保留45
内線グループ一時離脱46
リバース・ボイスオーバー47 +内線番号×
ボイスオーバー48×
コールリダイレクト49 +内線番号またはボイスメール番号
アカウントコード50×
 汎用リレー51 +リレー番号(0、1~8)
着信お待たせ設定52 +着信グループ番号001~100(1~8)
着信お待たせメッセージ起動53
ドアホン着信の外線転送設定54×
内線名称編集55×
在席表示操作56 +在席表示盤のランプ番号1~300
在席表示57 +在席表示盤のランプ番号1~300
内線グループ毎の自動転送設定/解除58 +内線グループ番号1~64(8)
内線グループ毎の自動転送設定/解除59 +内線グループ番号1~64(8)
内線グループ毎の自動転送設定/解除60 +内線グループ番号1~64(8)
ID 入力61
発番号通知拒否モード(INS)63×
キーパッドファシリティ64
INS 通信中転送65
アプリケーションボタン76+任意のダイヤル(最大8 桁)
外線毎の自動転送ボタン81 +転送用の外線番号
切断再捕捉84
発番号非通知拒否設定86
発番号による着信拒否設定87
ダイヤルイン呼番号毎のモード切替88
個人登録発信規制機能スイッチ89
個人登録発信規制データ登録90
ドアホン呼び出し97
KDDI 光ダイレクト着信転送#01 +内線番号
パワーセーブ#06 +パワーセーブグループ番号(00、01~32)
Bluetooth Connect#08××
Bluetooth Path#09××
メジャーアラーム#11
マイナーアラーム#12
内線*00××
外線*01 +外線番号
索線*02 +外線グループ番号001~100(1~8)
仮想内線*03
パーク保留*04 +パーク番号1~64
ステーションパーク保留*07
セキュリティ放送*32
セキュリティセンサ連動*33
システム着信履歴*35×
ボイスメール操作
メールボックス67 +メールボックス番号
スキップ68 + 0
バックスキップ68 + 1
通話録音69 + 0
消去・再録音69 + 1
消去69 + 2
通話録音-呼出69 + 3
留守番電話70 +メールボックス番号
留守番応答メッセージ切替71 +メールボックス番号
リモート・カンファレンス通話録音#10